小保方晴子氏がホームページを開設した。科学界から追放された自分の代わりに、どこかの科学者の手によってSTAP細胞が再現され、その存在が証明されることを期待し、いつか人々の役に立つためにSTAP研究が前進することを望んでのことだと言う。
https://stap-hope-page.com/

 小保方さんを嘘吐きだと言って誹謗中傷し続けている人達がいる。小保方さんの主張には特に矛盾もないのだが、一度怪しいと思い込んだらなんでも「嘘」に見えてしまうようだ。
一方、若山教授は小保方さんの捏造行為を裏付けるような証言をしてバッシング報道に燃料を与えては、後になって「これ間違ってました」「勘違いでした」を繰り返していたが、すべてうっかりミスで済まされてきている。この差は一体なんなのだろうと思うことがある。

 止まる事のないバッシングに「キャットファイト」という言い方をした人がいるが、STAP騒動では女性が女性差別をしているような、とても嫌な気持ちにさせられることが多い。報道によってイメージされている小保方さんの振る舞いは「自立した女性」からは嫌悪の対象となって感情的に叩かれ続けていて、例えばWEBRONZAの女性ライター達からは、格好のサンプルとして捏ね上げた人形を切り刻むような論評が横行している。そうして議論は問題の根幹から離れていってしまうことになる。



 私は以前、博士号取り消し決定に対して「法的措置も検討」と報道されたことについて、小保方さんが早稲田と争うのは、仮に裁判に勝ったとしても、現役学生、卒業生にとって大変な悪影響があるだけで、小保方さんにとっても益になるものではないという主張をしていた。早稲田の裏切りに対する恨みを晴らす以外に、小保方さんにとって何のメリットもないだろうと。
 しかし「あの日」を読んで、「強硬に反対している先生たち」が主流となっていた先進理工学研究科の態度がはっきりと分かり、早稲田大学の責任の重さを改めて感じ、その考えは変わった。小保方さんが研究者の道に戻るには再教育が必須であるというのは確かにあって、その再教育の義務を果たすべきは、早稲田大学先進理工学研究科であり、それをあのような形にしてしまったのはやはり許し難いことだったと思う。

 小保方さんは「あの日」を出したことで科学界とは決別し、既に研究者の道は完全に諦めているのだろうと思う一方、支援者によって他の大学院への再入学が検討されているということは、やはり戻りたいという気持ちは持っているということだろう。そういう中で起きた、先日のネイチャープロトコルの論文撤回だったが、筆頭著者に無断で共著者3人が申請して撤回されるという異常な事態を、私はかなり本気で「早稲田先進理工学研究科の策謀」という風に考えており、早稲田大学の名誉の為にもあんなふざけた学部ごと大学から切り捨ててしまった方が良いとさえ思う。

 小保方さんの名誉回復は、若山教授にすべてを正直に話してもらうために、真相を追求するジャーナリストの力がなければ難しいものがあるが、マスコミは一向に裏づけ取材をしている様子もなく、年度末で捜査終了としたお役所的な警察の捜査も当てにならない。そうであるならば、これはもう小保方さん自身による早稲田に対する訴訟と理研に対する訴訟を起すことによって、あまりにも雁字搦めになってしまっているこの状態を根底から破壊してしまった方が良いのかもしれない。