なんだか子供の喧嘩のようなタイトルである。

 実は、今週発売の週刊ポストに「ネットのバカ」というコラムが出ていて、そこで間抜けなことを吠えている姿を目にした率直な感想として「バカと言う奴がバカ」という言葉が頭に浮かんだのである。

 昨年末、「小保方晴子さんへの不正な報道を追及する有志の会」では、「小保方晴子さんの発見は真実だった!」という記事を出していたが、それが「デマ」であるというデマが流れたことがある。http://netgeek.biz/archives/60882
 netgeek
の「腹BLACK」という記者が書いた頭の悪い記事だが、このデマ記事に対して「有志の会」では既に反論がされている。

「デマというデマ(STAP細胞はあります!?)」
http://blog.livedoor.jp/obokata_file-stap/archives/1047532003.html

 ところがまたしてもiMuSC細胞論文が意味することを理解できない「バカ」なコラムニストが『小保方晴子氏を頑なに擁護する方々に「あのよ…」と嘆息』というタイトルで「腹BLACK」と同じバカなことを書いている。

 要するに、こいつらは、「科学雑誌『ネイチャー』の姉妹誌」で発表されたとされる論文を誤読しているのである。この論文はあくまでも、「STAP現象は存在する」という人による論を紹介したうえで、「でも誰も証明できていない」と述べている。それなのに、自動翻訳を使い得た情報を「STAP現象はあった」→「小保方さんは正しい」というすり替えを行ない、勝利宣言したのだ。

 あの記事が主張しているのはそんな話ではない。「有志の会」からも早速抗議声明が出されている。「腹BLACK
にしろこのコラムにしろ、要するに相手が主張してもいないことを批判する「藁人形論法」なのだ。相手が主張してもいないことをデッチ上げて批判をし、それを根拠に『小保方氏と付き合いたいか、或いは自己の理想像を投影しているか、「正義ごっこ」に酔いしれているだけである。』と罵るのは、明白なる名誉毀損である。完全にアウトである。小保方さんがどれだけ名誉毀損をされ続けていても無抵抗でいたために、感覚が麻痺してしまっているのだろうか。

 「有志の会」の設立趣旨のページには「必要があれば、法的手段も行使します。」 という宣言もある。この先どういう展開になるのか見ものである。双方向媒体であるネットメディアに対してネット上での反論を受けていながら、同じ念仏を今度は一方通行媒体である週刊誌に書くとは、まったくバカにつけるクスリはないのである